ドイツ友

2011年4月30日

エネルギー政策_1

Filed under: ●その他 und so weiter — ドイツ友 @ 22:46

4月26日はウクライナのチェルノブイリ原発事故から25年。 ということでここ2週間くらい
ドイツのテレビではチェルノブイリ特集が組まれ、原発反対運動 die Antiatomkraftbewegung も各地で行われていました。
その度に 「FUKUSHIMA」 という言葉を耳にし、目にすることに...
 ※イースター休暇中に行われた原発デモについて詳しくはこちら → 反原発デモを取材する
      
  ↑ 国境の向こうに見えるポーランドの発電所は原子力ではなく石炭火力発電所だった ↑     ↑ ポーランドでは常に車のライトは点灯!(左下)

ドイツは日本同様、天然資源 Bodenschätze に乏しい国なので エネルギー政策 die Energiepolitik は国の最重要課題の1つ。
天然ガス das Erdgas石油 das Erdöl など、多くの資源を海外に依存しています。
とはいってもドイツで唯一豊富に採れるエネルギー資源・褐炭 die Braunkohle があるのです。しかもこの褐炭採掘量はドイツが世界一!
 褐炭 : 石炭の中でも石炭化度が低く、水分や不純物の多い、最も低品位なもの
   2006年褐炭採掘量 : ドイツ176,3 中国 100,0、アメリカ 76,0、ロシア 74,8、オーストラリア 70,0 (百万トン)

ただ褐炭は輸送効率とエネルギー効率の悪さから高品位炭に比べ世界市場での取引は少なく、
露天掘り der Tagebau のため自然環境を破壊すること、無煙炭を燃やす工場や発電所に比べ
   褐炭を燃やす施設の 二酸化炭素排出量 der CO2-Ausstoß が多く、地球温暖化問題の面からも問題になっています。
 ※露天掘り : 坑道を掘らずに地表から渦を巻くように地下めがけて掘っていく極めて原始的な採掘手法

露天掘鉱山は採掘終了後は巨大な人造湖になる予定ですが、景観破壊、住民集団移転が問題になり
地元住民や環境団体の反対運動で 石炭火力発電所 das Kohlekraftwerk の建設や改修工事が相次いで中止に追い込まれています。
先月も全国ニュースでは取り上げられなかったっぽいのですが、ブランデンブルク州南東部の街 Cottbus で
Welzow-Süd の褐炭露天採鉱 拡張 die Erweiterung 計画に対して住民の反対運動が起こっていました。
「石炭ルネッサンス(復興) eine Renaissance der Kohle」 などと安価で豊富にある石炭火力発電の見直しが求められているようですが.....
 ※『Spiegel』の記事をご参照
風力発電 der Windgenerator は我がブランデンブルク州が一番多いようで、うちのベランダからも数基確認できます。
これも24時間鳴り響く モーター音や少し離れた場所での 低周波 die Niederfrequenz 問題がつきものです。
なかなかうまくいきませんね~ 困った

AGEB(AG Energiebilanzen e.V.)によると2010年のドイツエネルギー源の内訳は
  石油 33.6%、天然ガス 21.8%、石炭 12.1%、褐炭 10.7%、原子力10.9%、水力・風力 9.4%、その他 1.5%
褐炭原子力も昨年は約11%でした。 2011年の比率はだいぶ変わるでしょう。

そこで注目は石炭火力発電より燃料消費が少ない 天然ガス?!
現在 バルト海 die Ostsee 海底 Meeresboden / Meeresgrund を経由して
ドイツ・ロシア Russland 間の全長1200km、及びドイツ国内で 天然ガス パイプライン die Pipeline の建設が行われています。
 ※ロシア・ドイツ間 ・・・ ノルド・ストリーム Die Nord-Stream-Pipeline
   2012年から年間550億立方mのロシア産天然ガスを欧州の中継地点となるドイツに送り、ドイツから英国やフランス、オランダ、デンマーク、チェコ、ベルギーに輸送
 ※ドイツ国内 ・・・
   ●OPAL (Ostsee-Pipeline-Anbindungsleitung) : バルト海沿岸のGreifswald(Lubmin)からチェコ国境のOlbernhauまで全長470km
   ●NEL (Nordeuropäische Erdgasleitung – vorher die Norddeutsche Erdgasleitung) :
                                    Greifswaldからニーダーザクセン州のRehdenまで全長440km

我が郡も思いっきり突っ切ってるので、工事現場 die Baustelle は度々見かけました。
どうやら OPALのブランデンブルク州270km間 は3月中旬に 完成 die Fertigstellung したらしいです。
   
               ↑ Nord-Stream、NEL そして OPALパイプライン ↑                   ↑ このような工事現場はよく見かけた 

ドイツでは 再生可能エネルギー erneuerbare Energie / regenerative Energien 源による発電量の比率を増やす計画で、
その振興資金は再生可能エネルギー促進税として消費者負担になっています。[ドイツの電気代が高い理由]
 ※再生可能エネルギー : 太陽光、水力、風力、気化熱、地熱、海流、バイオ燃料、廃棄物など
現在、ドイツ北部の 北海 die Nordsee とバルト海に海上(オフショア)風力発電基地を大量に作る計画があり
北部と南部を結ぶ高圧線建設が必要ですが、高圧線建設に対し住民の反対運動が予想されるとか。
                    また再生可能エネルギー導入費用が高いなど問題は多し!
メルケル政権は、5月末に出される倫理委員会の報告を基に6月上旬に新たなエネルギー政策を打ち出す方針、だそうです。

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2011年4月27日

ルバーブ

Filed under: ●自然の恵み der Segen der Natur — ドイツ友 @ 15:37

数少ないドイツの季節のお楽しみ食材の1つが ショクヨウダイオウ / ルバーブ der Rhabarber
シベリア南部原産のタデ科の多年草です。 だいおう 
日本でも長野や北海道で栽培されており、自然食品専門店などでは売られていることがあるよう。
食するのは葉柄(葉っぱは食べない)。かなり酸味が強いので、お砂糖と一緒に煮て ジャム die Marmelade やコンポートにするのが一般的。
薄切りにしてサラダに混ぜるのも良いらしいし、染色 das Färbung にも使えるとか。
思いっきり 繊維質 die Faserigkeit なのでお通じをよくする効果ありますよ~

  ◆生葉柄部の標準成分 [100g当り]
     エネルギー 19kcal、水分 93.7g、蛋白質 0.9g、脂質 0.1g、糖質 3.6g、繊維 0.9g、灰分 0.8g、
     カルシウム 60mg、リン 30mg、カリウム 320mg、ビタミンA(カロチン) 110μg、A効力 60IU、
     ビタミンB1 0.03mg、ビタミンB2 0.04mg、ビタミンC 12mg、α-DL-トコフェロール 42μg、β-カロチン 0.13μg
           ひらめきmg(ミリグラム) =10-3g 、μg(マイクログラム)=10-6g  ※1g = 1,000g = 1,000,000g
           ひらめきIU(インターナショナルユニット、アイユー)  ※ビタミンA 1IU = 0.3 μg、ビタミンD 1IU = 0.025μg

    
    ↑ ルバーブを収穫するOma                      ↑ 赤い薄皮をはがしてから煮る        ↑ ルバーブコンポート

そして今年もタンポポコーヒー&タンポポ茶を製作中! ※作り方 → タンポポ    
     
 ↑ タンポポ der Löwenzahn根 die Wurzel はコーヒーに、葉 das Blatt はお茶に!↑    ↑ 日本では土筆を食する地域もある
      
 ↑ いつの間にか新緑の季節になった    ↑ 林檎(上)と洋梨(下)の花  ↑ サクランボ街道をライダー軍団が走ってた
   
                  ↑ サクランボ街道のサクランボの花は白い ↑                  ↑ 色の濃い八重桜も良く見かける

2011年4月25日

日本人気質

Filed under: ●私は日本人 Ich bin Japanerin — ドイツ友 @ 17:12

復活祭 das Osternクリスマス das Weihnachten と同じく ”家族といっしょに過ごす大切な行事の一つ”
庭に隠された das Eiチョコレート die Schokolade を探したり、子牛 das Lamm 料理など御馳走を食べたり、
皆で散歩したり(ゲーテの名作 『ファウスト Faust』 には 「イースターの散歩 Osterspaziergang」の話が出てくる)...
                         するようなのですが、我が家は特に関係なく~  気楽で良いわ爆笑
義母は孫達を集めて張り切っていたようだけど、私達はそれには参加せずにおばあちゃんと一緒にお昼を食べたのみ。
 ※復活祭についてもう少し詳しくは → 復活祭2010
   
 ↑ 復活祭だからというわけではなく、定番の鴨の丸焼(鴨肉にリンゴ、玉葱などを詰めてオーブンで焼く)  ↑ デザートはもちろんケーキ
                             ロートコールと茹でジャガイモを添えていただく ↑

     
   ↑ 庭や玄関前、バルコニーなどにカラフルな卵が飾られている ↑     ↑ 復活祭のお菓子はウサギと羊の形が多い ↑

     既に「クーリエ・ジャポン」サイトで見た方が多いと思いますが、ビデオ版の 『世界の雑誌が見た3.11』

ドイツ雑誌『stern』 の表紙体裁は 「おいおい、マジかよ...困った って感じですが、タイトルに書かれている
     Stolz, diszipliniert, leidensfähig, selbstlos   Das unglaubliche Volk     
                誇りがあり、しつけがよく、苦悩にも耐える能力があり、利己心のない信じられない国民
    
ってのはちょっと嬉しいかも。ネット上ではどのような内容かわからないので、バックナンバーを購入するかな?

大震災に関する報道では度々 日本人気質 die japanische Mentalität について取り上げられ、
日本と親交が深いドイツ人やあの リッティーピエール・リトバルスキー Pierre Littbarski : 元Jリーガー)もインタビューを受けていました。
それらの記事やインタビューは全て日本人の国民性に敬意が表されている内容でした。
仏教 Buddhismus儒教 Konfuzianismus
     そして 神道 Shintō („Weg der Götter“) の3つの 宗教 die Religion が大きく影響している、とも書かれてますね。
またドイツを含め海外の報道で ”ガマン”、”ショウガナイシカタガナイ”、 ”ワキマエ” などが
                              ローマ字(正しく自分達の言語に訳せないってこと)で紹介されてました。
英誌 The Economist には 「我慢強いのは東北人の美徳だが、我慢のしすぎは良くない」 って書かれてますが...

大震災に見舞われても 「わしら日本人は… 幸せじゃ。 We Japanese are...A fortunate people.」
               なんて言えるのは日本人の美徳だと思います ↓

2011年4月21日

嘆願

Filed under: ●その他 und so weiter — ドイツ友 @ 23:00

福島第1原発から20km圏内が法的に立ち入りを制限できる 「警戒区域」に設定されましたね。
もちろんドイツのニュースでも取り上げられました。(放射線量が減ってるのに、危険度が増した印象を与えてるさ)
防犯のことを考えれば...うーん、しかし死を覚悟で警戒区域に残っている住民はどうなる?!
そして残されたペット達はどうなる?! 現在動物レスキューを行っているボランティアさん達が悲鳴をあげています。

そんなボランティア団体「THEペット法塾」の西風さん
「ボランティアが自己責任でレスキューに入るのを許可して下さい」
          行政への 嘆願 inständige Bitte を皆さんに呼び掛けています。

mixiから ↓
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ご自分で文面を書くか、見本をコピペして、記載事項を書き入れてボタン押すだけです。
一例です。(元文章はボランティア団体の立場から書いたものだったので一般人用に改変しました)
 ↓
―――――――――
20キロ圏内に取り残された動物救助のためのお願い

1)20キロ圏内での愛護団体、ボランテイアの活動の継続
 徘徊犬猫その他愛玩動物の保護捕獲は動物ボランティアの人達でなければ成し遂げられません。
 経験と技術が無ければ救助は困難です。
 彼等は自己責任で活動しており、この区域で活動したことによって将来、健康上の問題が発生してもいかなる苦情、要求を行うことはないと宣言しています。
 圏内への出入り時、警察の荷物チェックを受ける等いかなる条件にも従うのを前提に、動物ボランティアが活動時間や装備等必要な条件を満たした上で、
 引き続き20キロ圏内で活動を続けられますようお取り計らい下さい。

2)飼い主自身によるペット救出
 ペットを飼い主自身が連れ戻すことができるよう車両の準備をお願いします。
 遠方避難等で飼い主自身が赴けない場合、愛護団体等が代行できるようお願いいたします。
―――――――――

だいたいこのような感じです。

日記やメール等、マイミクさんや友達にも「要望メール出してあげてほしい」と、お願いしてもらえたらありがたいです。
※ちなみに助け出された動物は、風評被害で言われているような「放射性物質をまき散らす」ことはありません。
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送り先は原子力安全保安院の入力フォーム から。 簡単ですので、ためらわずに(?)嘆願しましょう!

環境省が「緊急災害時動物救援本部」と協議という記事(警戒区域設定で環境省、ペット連れ出しを検討)もありますが、   
                    お役所の仕事はなかなか動かないのが常識。 一刻も早い決断が必要なのにさーーー 
TNR日本動物福祉病院HPから ↓
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次の文章にご賛同いただけましたら、コピーなどしてご自由におつかいください。

環境大臣  松本龍様、
東北関東大震災・立ち入り禁止区域の動物救済のお願い
非常時のご公務に感謝申し上げます。

現地で取り残されたり徘徊している犬猫等の動物救済を急いでいただきますようお願い申し上げます。
この区域では避難の際に取り残された犬猫等が餓死したり共食いしたりして目を覆う惨状です。
非常時とはいえあまりにも悲惨な状況です。迎えに行けない飼い主も、救助に入っている団体、有志国民そして海外のメディアも苦悩しております。
特に飼い主の壮絶な苦しみをお察しくださり、早急に以下の措置を特段のお取り計らいをもってお願い申し上げます。

 1)飼い主自身が迎えや捜索に行けるようにして下さい。マイクロバス等の手配をするなどの措置をお願いします。
   自分で行けない飼い主は愛護団体等に救助を依頼できるよう橋渡しをお願いします。
 2)飼い主や愛護団体等が救出したペットを一時保護できる場所を用意してください。その場所で獣医師による応急治療もお願いいたします。

まだ生きている命がこれ以上苦しまないよう、被災した飼い主はじめ多くの国民の悲痛な思いをお察しいただき、早急にご検討、お手配のほどお願いいたします。
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メールの送り先は環境省 MOEメール です。

原子力安全保安院にも環境省にもガンガンお願いして、許可出してもらいましょう。
塵も積もれば山となる Viele Körner machen einen Haufen.
       / Kleinvieh macht auch Mist. / Steter Tropfen höhlt den Stein
のだ~
                    一生懸命頑張って生きている大切な家族を見殺しにしないで欲しい...

★追記★
  もっと簡単に嘆願する方法 → FreePets(ペットと呼ばれる動物たちの生命を考える会)の緊急提言ページで!
  名前、職業、メールアドレス、都道府県を入力し、送信ボタンを押すだけでペット救済嘆願に賛同できます。

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