ドイツ友

2011年4月10日

連帯精神

Filed under: ●私は日本人 Ich bin Japanerin — ドイツ友 @ 19:33

一昨日、欧州連合加盟国 EU-Mitgliedsstaaten
”日本からの 輸入食品 Importlebensmittel の放射性物質検査で
   EUよりも 厳しい streng 日本の暫定 規制値 der Grenzwert を12日から採用し検査を強化する”
ことを決めました。
つまり明日11日までの、チェルノブイリ原発事故後に設定されたEUの ”輸入食品の放射性物質に関する規制値”
現在日本の暫定規制値よりも緩いんですよね~ (=日本の基準 der Norm はかなり厳しいってこと!)
それなのに国内外の大騒ぎで、EUまで厳しい既定値を導入なんて...
          消費者保護 der Verbraucherschutz 立場からとはいえ、残念です。
(日本政府の決めた暫定既定値が厳し過ぎたため、風評被害が全世界に広がりつつある?!)
 ※3月下旬から日本産食品や 飼料 das Futtermittel は原産地や安全を証明する書類の添付が義務づけられている

ドイツを含めヨーロッパの 放射能 die Strahlung の値は東京よりも高いのに、一部のマスコミは未だに
          騒ぎまくってる感があります。 福島でも値は下がっているのになー 全国の放射能度一覧
大きな余震についても内容は福島&女川原子力発電所について。 
旦那から言わせれば ”頭の悪いバカで間抜けな dumm マスゴミ” が。

そして旦那から言わせれば ”頭の悪いバカで間抜けな dumm ドイツ政府” は未だに大使館本部を大阪に移転したまま。
しかも大使館のドイツ人職員の半数以上が日本から出国したままだとか(日本人職員は東京でお仕事っぽい)。
 ひらめき 【追記】 4/11から東京にて対外業務を再開(一部業務は引き続き大阪のまま)
首都圏 Tokio und Umgebung に留まっているドイツ人からは不満の声があがっており、先週末に訪日したヴェスターヴェレ外相に
     そのうちの1人が 【首都圏の滞在自粛勧告】 の解除を直訴したけど、見通しは示されなかったそうですわ。
それにルフトハンザ航空は東京発着便の運航を停止したまま。 ひらめき 【追記】 4/16から成田便が再開

このような対応(学校閉鎖、大使館移転、放射能汚染された輸入品規制 等)のせいで、
          日独間の 友好関係 freundschaftliche Beziehung はどうなるか???
せっかく毎日各地で 「日本のために für Japan」 チャリティーコンサート das Benefizkonzert やバザーが開かれ、
本当に多くの人が 「日本のために」 募金してくれてるっていうのにー ダメな両政府のせいで、国民間の感情が微妙にずれてしまいそう...
うちの街でも 郡でたった一人の日本人=私 を助けようと、チャリティーコンサートを計画してくれてるってのにさー

高級日本料理店の豪華寿司でしか日本産の お魚 der Fisch なんて使ってないのに
          「Sushiを食べても大丈夫?」 という不安がドイツでも広がっているよう。 
(これも旦那に言わせれば ”頭の悪いバカで間抜けな dumm ドイツ人”、でも世界的な話でドイツだけではない!)
そんな状況だからきっと 日本食レストラン japanisches Restaurant「お客さんは激減なのでは?行かないと!」
先日の矯正調整後に意気込んでベルリンで数店寄ってみました。 しかし夕食には時間が早過ぎ(16時)でお店は休憩中。
お腹がすきまくっていたので、結局イタリアンでピザを食べてしまいましたぁ~
アジアンショップでは今まで同様の品ぞろえ(元々日本食品は少なくて高い!)でしたが、これからどうなるかちょっと心配ですね。
 ※「当店では日本産の魚は使用していません」と貼り紙をしているSushiレストランが多いらしい
     
   ↑ 直径30cmのピザ(普通サイズ)とその前に出たパン ↑         ↑ IKEAでスウェーデン菓子等を購入

国際結婚 internationale Heirat のコミュニティーでは
                     自国 die Heimat に帰る?日本に残る?」 という話題が数日前まで熱かったです。
日本語がわからない 外国人 der Ausländer は自国のヒステリック報道に頼らざる得なかったわけだし、
日本語が堪能でもNHKの 落ち着き過ぎ(?)の報道は逆に疑わしく感じてしまったのも無理はないでしょう。
だから放射能パニックから自国にトットと1人で戻ったパートナーも、「一緒に日本(あるいは首都圏)を出よう」 というパートナーもいます。
日本を出たいけど仕事があるから仕方なく...ってのも多いかな。
中には「いや、日本で一緒に頑張ろう!」 と逆にパニくってる日本人を説得するパートナーも。
パートナーの両親からの「早く日本を出ろ!戻ってこい!」 攻撃で精神的に参ってしまう人も。
いずれにせよ多くの国際結婚カップルが今回の大震災で 岐路 der Scheideweg に立たされてます。

もし私達が日本で生活をしていたなら...私は首都圏から出るつもりはないので、旦那もドイツ政府勧告を問題ないからと無視。
計画停電 geplanter Stromausfall の影響で会社が休みになるなら、被災地に行って何か手伝おう、とか言い出しそう。
(現に少し役立つ技術があるのに「日本語が出来たなら、支援に行けるのに...」 と残念がってます) 
しかし毎日のように義母から「ドイツに戻ってこい」 コール das Anrufen は必死。
「お願いだからあなただけ一度ドイツに戻って!休暇残ってるでしょ?」 ってなことになりそう。 
                    想像しただけで、頭が痛くなる。

外国人にとって日本は 母国 das Vaterland ではないわけだから、しばらく自国に帰ることは当然の選択だけど
(他の国で何か問題が起こった場合、日本へ帰国する日本人がほとんどなのでは?)
大量に 出国 die Ausreise されてしまった現状は寂しいものがありましたね。
 ※日本人でも日本から避難した(逃げた?)人もいれば、外国人でも被災地や原発から遠くない所に留まって一緒に頑張っている人も多い
     ●被災地に残り孤児院で子供の世話を続けているアメリカ軍の家族
     ●岩手県一関市で子供を守るドイツ人シスター (ドイツ語/英語)
     ●被災地で奮闘する外国人介護士・看護師

うちの義母だけでなく、他の国でも ”パートナーの両親が「日本から家族を呼びなさい!」 と言ってくる”
「命をはって日本のために頑張っている人がいるのに、私(達)だけ日本から逃げて安全な場所にいられるわけない!」 という書き込みもよく見ます。
 ※Wir möchten unser Land nicht im Stich lassen. (我が国を見捨てたくない)
「大事なもん全部ここにあるのに置いて逃げて、自分の身だけ守れたとして それの何が幸せなんだろ?」
という海外逃亡説が出た浜崎あゆみのコメントは超納得。 身内だけ無事で幸せか?日本には大切なものがいっぱいあるんだよー

こういう気持ち(ドイツ語でいうと 連帯精神 Gemeinschatfssinn になるらしい)は
                    日本人 特有 die Besonderheit / Eigentümlichkeit っぽいです。
欧米人 der Westler はとりあえず「家族が問題なければ、それでOK」 と考えるそうです。
”友達は?知り合いは?故郷は?” などはもちろん問題になるけれど、それは二の次。
そして ”危険な原発で国民のために命をはっている(同じ国民の)作業員たち” は心配だけど、
                    ”苦労や危険を共有せねば”発想 der Einfall はないらしい。
これは文化の違いなので、欧米的発想が誤、とは言いませんが、
前世が日本人と思える(たぶん”たそがれ清兵衛”)旦那は 自己中心的 egoistisch な人種だよ(だから嫌い)」 と1人で怒っています。
今回の大震災によって、私達日本人は                          
   自分はどれほどの力があり(何が出来きるか)、誰が尊敬に値し、何が日本に必要で、自分にとって一番大切なものは何なのか
等など様々なことを認識させられましたね。 

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2件のコメント »

  1. 日本政府の情報発信の仕方にも問題があると思いますが、BSでみたドイツのニュースは放射能の数値も間違ったひどいものでした。今までドイツは好きな国だっただけにとても残念です。私は毎日放射能の数値を確認し、(ちなみに、神奈川で平常値内です)ニュースをチェックし、専門家の意見も聞き、随分原発のことに詳しくなりました。ドイツ政府の対応及びドイツのマスコミの間違った報道が続く限り、ドイツの方々の日本に対する支援を素直に受け取ることができません。これからどれくらい日本が風評被害と戦っていくのかを考えると、気が遠くなりそうです。それにしても原発ルネサンスとは一体何だったのでしょうか。

    コメント by ハナヒロ — 2011年4月16日 @ 20:00

    • 海外では推測によるヒステリックな報道に踊らされている人が多いですが、その一方で冷静に日本の状況を判断している人もちゃんといます。
      しかしこれは日本人でも言えることですよね。日本人でもデマ情報に洗脳され周りを混乱させ、風評被害や差別を平然としている人がいるわけですから。

      そして当然のことながら日本で取り上がられたドイツ報道がドイツの全てではありません。
      まだ偏った報道がメインではありますが、そのバカげた報道を批判する記事なども出ています(ドイツ語&英語)。
      http://www.welt.de/videos/debatte/article12877568/Super-GAU-begeistert-hysterische-TV-Welt.html
      http://www.welt.de/kultur/article12985489/Apokalypse-jetzt-Wir-Deutschen-sollten-uns-schaemen.html
      http://www.welt.de/vermischtes/weltgeschehen/article13057534/Japan-vergisst-wegen-Fukushima-die-Tsunami-Opfer.html
      http://www.spiegel.de/international/spiegel/0,1518,755267,00.html

      3/23にも書きました通り、日本人の心を理解してくれるドイツ人もいます(ドイツ語オリジナル&日本語訳)。
      http://www.wiwo.de/politik-weltwirtschaft/tabellen-1/japan-trauer-um-die-opfer.html
      http://fachwerk.exblog.jp/15075398/

      ただこのようなドイツメディアに対する批判記事などは、くだらないチャンネルしか見ていない人達にはなかなか届かないのが現状です。
      日本でも海外でも限られた情報源のみをうのみにするのではなく、自ら調べることをしないと!
      無知と無関心が全てを良からぬ方向へ進めているのが明確ですから~

      ドイツで日本を支援してくださっている人々の中にはまだ誤解を持ったままの方ももちろんいるでしょうが、
      皆さん本当に心から日本を自分の国のように心配してくださっています。これは本当です。
      だからこの善意はちゃんと受け止めていただきたいです!

      ドイツでは原発がダメなら「石炭ルネッサンス」という案が出始めていたようですが、この石炭火力発電所に対する
      住民反対運動が我がブランデンブルク州で現在起きています。ドイツも日本同様、エネルギー政策は簡単にはいきません。

      とにかく政府には諸外国にに対してもっと積極的に風評被害対策をとってもらいたい。早急に...

      コメント by ドイツ友 — 2011年4月16日 @ 22:37


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