ドイツ友

2011年6月16日

エネルギー政策_2

Filed under: ●その他 und so weiter — ドイツ友 @ 08:04

先月末、ドイツ政府 die deutsche Bundesregierung
2022年までに国内にある17基すべての 原子力発電所 das Atomkraftwerk / AKW の稼動を停止すると発表しました。
これに対して複数のエネルギー会社や経済界・産業界から強い非難の声。
「エネルギー供給の再構築は、我々に巨額なコストを強いるとともに莫大なリスクをもたらす」と。

そして 連立政権 die Koalition は今月5日、全廃する予定だった国内の原子力発電所の運転を平均で12年間延長する方針が決定しました。
同時に、風力 die Windstärke太陽光 das Sonnenlicht などの
再生可能エネルギー erneuerbare Energien が発電総量に占める割合を高める方針も打ち出しました。
 ※現在、電力供給量の22%を原子力発電に頼っているが、
   再生可能エネルギーの割合を2030年までに50%、2050年までに80%にする目標を掲げた

1980年以前に建設された原発は従来計画より8年間、1980年以降建造の原発は14年間延長
                              → 2040年頃まで原発の稼働が続くことになります。
当然のことながら、この延長決定について 野党 die Oppositionspartei や環境団体などが強く反発しています。
 ※Schwarz-gelbe Koalition (直訳: 黒・黄連立政権)
   ドイツキリスト教民主同盟 Christlich Demokratische Union Deutschlands (CDU) /
   バイエルン・キリスト教社会同盟 Christlich-Soziale Union in Bayern e. V. (CSU)
                             + 自由民主党 Freie Demokratische Partei (FDP)

そして延長の恩恵を被る(?)電力業界には来年から6年間、年間23億ユーロ(約2500億円)の
核燃料税 die Brennelemente Steuer などの負担を課せられます。
 ※核燃料税は財政再建や再生可能エネルギーへの投資として使われる予定

また、高レベル放射性廃棄物の恒久的な貯蔵施設をどこに確保するか、
二酸化炭素 das Kohlendioxid の排出量をいかに削減するかなど、ドイツも日本と同様に難題が山積みです。

     
         ↑ 太陽光の設置が目立ってきた ↑               ↑ 「原発反対」の看板は原発のないこの地域でも見かける ↑

    
               ↑ ガソリンスタンドでは安値の 天然ガスdas Erdgas も補給出来るようになっている ↑
                 しかし天然ガス車はまだ高価なため、購入者は少ない

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