ドイツ友

2012年10月3日

ライプチヒ

Filed under: ●名所 die Sehenswürdigkeit — ドイツ友 @ 15:31

現在日本に滞在中爆笑 しばらく日本からドイツ情報をお送りしま~す!


ライプチヒ / ライプツィヒ Leipzig についてはこれまでも何度か書いてますね。
それは私がドイツ好きになったきっかけの街であり、何かと ご縁 die Beziehung があるから。
← 街のマスコットはライオン あちこちでライオンのマスコットを見る

中世、ヨーロッパ大陸を縦横に貫く2つの通商街道 ”Via Regia(国王の道)&Via Imperii(帝国の道)” が形成され、
ライプチヒはちょうどその交差点に位置する街として
神聖ローマ帝国 Heiliges Römisches Reich 有数の 商都 die Handelsstadt へと発展。
当時から通商市が定期的に開催され、経済都市として繁栄しました。
世界初の 見本市 / メッセ die Messe (1895年)
          &技術見本市(1918年)もライプチヒで開催され、【見本市の街】としても有名。
また初の本の印刷(1481年)、世界初の 日刊新聞 die Tageszeitung 発行(1650年)もライプチヒなので、【書籍・印刷の街】とも言われています。

人口は旧東ドイツ地域では ベルリン Berlin に次いで2番目に多く、ライプチヒ中央駅 Leipzig Hauptbahnhof からは
                    ベルリン、フランクフルト、ミュンヘンなどドイツ国内の各主要都市に乗り換えなしで行くことが出来ます。
 ※ライプチヒ中央駅 : ヨーロッパ最大の頭端式駅&ターミナル駅
               1995~97年に改装され、現代的な駅ビル型商業施設”プロメナーデン(Promenaden)”が一体化された

 
    ↑ ライプチヒ中央駅            ↑ 駅前風景            ↑ メッセのグラスホール

ライプチヒには古い街並み、歴史的建造物 historisches Gebäude が多く残っています。

1165年創建の ニコライ教会 Nikolaikirche は商業の守護聖人である聖ニコラウスに捧げられています。
この教会で ヨハン・ゼバスティアン・バッハ Johann Sebastian Bach
『ヨハネ受難曲 Johannes-Passion 』 『イエスよ、わが喜び Jesu, meine Freude』 を初演。
4段鍵盤のパイプオルガン、さまざまな建築様式(ロマネスク様式、ゴシック様式、ルネッサンス様式、バロック様式...)が混在しているのが特徴です。
1989年、このニコライ教会での集会を発端に「月曜デモ」と呼ばれる反体制運動が起き、
東西ドイツ統一 Deutsche Wiedervereinigung のきっかけとなった民主化運動「平和と代願の祈り」が始まりました。
以前は建物内部の写真撮影が可能だったけど、先日の訪問時には”撮影禁止”のマークが。 残念!

1556年に建て(1744年に改装)られた 旧市庁舎 Altes Rathaus はドイツで最も美しいルネッサンス建築の一つに数えられています。 
 
  ↑ ニコライ教会                                    ↑ 新市庁舎             ↑ 旧市庁舎

歴史ある レストラン das Restaurantカフェ das Café も魅力のひとつ。
日本のガイドブックにも載っているのが、
   メドラー・パサージュ Mädler Passage 内にある アウアーバッハ・ケラー Auerbachs Keller
あの ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe
『ファウスト Faust』 に登場する1525年創業のワイン酒場・レストランです。
『ファウスト』を翻訳した森鴎外の偉業を称えて、レストランの壁には幅3mもの森鴎外の壁画が描かれています。
2005年に一度しか入ったことはないけど、すごーく雰囲気のあるお店。 また行きたいですね。
 ※パサージュ : 19世紀以降のパリに現れた、ガラスのアーケードのついた歩行者専用の商店街のこと

カフェハウス・リクヴェット Kaffeehaus Riquet はトーマス(ドイツ語講座の先生)お勧めの象の看板が目印の人気カフェ。
他には ヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー Wilhelm Richard Wagner
ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラー Johann Christoph Friedrich von Schiller も常連だったという
カフェ・バウム Zum Arabischen Coffe Baum が有名。 1566年創業で、ヨーロッパで最古のカフェ・レストランだそうです。
シュペックホーフ Specks Hof も格調あるパサージュの一つで、高級専門店でのショッピングが楽しめます。
     
    ↑ アウアーバッハ・ケラー(の入口) ↑         ↑ リクヴェット     ↑ 夜のシュペックホーフ

ライプチヒは【音楽の街】でもあります。
バッハ、フェリックス・メンデルスゾーン Jakob Ludwig Felix Mendelssohn Bartholdy
ロベルト・アレクサンダー・シューマン Robert Alexander Schumann、ワーグナー などの偉大な作曲家がこの街で活躍しました。

ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 Gewandhausorchester Leipzig
トーマス教会少年合唱団 Thomanerchor は世界的に有名。 ジャパンツアーも行っていますよ。
ゲヴァントハウス管弦楽団 は世界初の市民階級による自主経営オーケストラとして1743年に発足。
それ以降、身分・階級に関係なく、入場料さえ払えば誰でもオーケストラ演奏を聞けるようになりました。
メンデルスゾーンも カペルマイスター / 首席指揮者 der Kapellmeister を務めていました(1845~1847)。
 ※トーマス教会少年合唱団 : トーマス修道院・トーマス学校と共に1212年に創設された市内最古の音楽団体
ライプチヒには他にも、ドイツで最初の放送管弦楽団・放送合唱団であるMDR交響楽団やMDR合唱団があります。

1212年創建の 聖トーマス教会 Thomaskirche でバッハは トーマスカントル Thomaskantor として働き(1723~1750年)、
『マタイ受難曲 Matthäus-Passion』 をこの教会で初演。 教会内陣にはバッハの お墓 Grab が置かれています。
 ※カントル Kantor : キリスト教音楽の指導者 オルガニストかつ合唱団指揮者
現在の建物は1496年に献堂され、1884~1889年にかけて近代ゴシック様式に改築されました。
毎週金・土曜日(学校休暇・演奏旅行期間を除く)は少年合唱団による
モテット die Motetteカンタータ die Kantate 公演がたった2ユーロで聴けます!
 ※モテット : 中世末期からルネサンス音楽にかけて成立・発達した、ミサ曲以外の多声音楽による宗教曲
   カンタータ : 単声または多声のための器楽伴奏付の声楽作品

戦争によって破壊された新劇場跡に建てられた ライプツィヒ歌劇場 Opernhaus Leipzig は1943年12月の大空襲で全壊。
現在の建物は、1960年に再建されたものです。
   
   ↑ トーマス教会     ↑ 新ゲバントハウス Neues Gewandhaus          ↑ 歌劇場
                  (1981年建立)とPANORAMA TOWER   

 ※クリスマスマーケットとPANORAMA TOWERについて → クリスマスマーケット2009_6

ドイツ国内でハイデルベルク大学に次いで2番目の歴史を持つ ライプチヒ大学 Universität Leipzig (1409年開学)
講堂 die Aula聖パウリ大学教会 Universitätskirche St. Pauli の建物は今年新しくなりました。
が、まだ内部は工事中。 落成式 die Einweihung は2014年予定のようです。

歌劇場の隣にある Krochhochhaus は1928年創建の市内最初の高層建物。
2010年からライプチヒ大学の エジプト博物館 Ägyptisches Museum として使われています。

多様な 博物館 das Museum が市内に点在しているのもライプチヒの特徴のひとつ。
お薦めは約5,000点の楽器が展示されている グラッシィ楽器博物館 Grassimuseum für Musikinstrumente
試聴室では多くの作品(全楽曲?)を聴くことのできる バッハ博物館 Bach-Museum
  
   ↑ 新しくなったライプチヒ大学            ↑ Krochhochhaus           ↑ 自然博物館
                                                           Naturekundemuseum

ライプチヒ動物園 Zoo Leipzig は1878年開園。 長い歴史がありますよ~
私が行ったのは真冬の雪の日。 屋外に居た動物は熊のみ! 季節が良い時にリベンジせねば。

少し郊外には高さ91mの石の聖堂 ライプチヒの戦い記念碑 Völkerschlacht-denkmal
     ヨーロッパ最大の記念建造物で、上階からは市街を一望できます。
他に メンデルスゾーン屋敷 Mendelssohn-Haus、シラーの家、シューマンの家 Schumann-Haus など見どころいっぱいです。
 ※メンデルスゾーン屋敷について → 音楽の街

ドイツ再統一後には街並みの修復や再開発、芸術・文化面の再興などで再び急速な変遷を遂げ
ドイツ中部圏を代表する文化・経済都市となっている一方で、産業の衰退と共に人口は減少の一途をたどり
                         現在では 廃墟 die Ruine と化した建物もかなり目立っております。
   
                ↑ ライプチヒ動物園 ↑                   ↑ このような廃屋・廃墟が到る所で見られる ↑

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