外国人局 die Ausländerbehörde へ行った日本人がドイツ人の担当者に
「日本人とアメリカ人は何でも自分達の思い通りになると思ってる」と
嫌味 die Bosheit / die Gehässigkeit を言われた、というのを以前mixiで見ました。
そういう風に見ている人もいるんですね~
”何でも思い通りになる” とは思ってないけど、アメリカや日本で使っていることが
”世界基準”と思っていたところは確かにあるかも...
その代表が 桁区切り die Kommasetzung bei Zahlen と
小数点 der Dezimalpunkt / das Dezimalkomma の表記。
日本やアメリカなど英語圏の 【1,234,567.89】と逆なのですよ。
私の通っていたドイツ語コースの他の 受講者 der Teilnehmer に
(ポーランド、カザフスタン、ウクライナ、トルクメニスタン、セルビア、デンマーク、ルーマニア人)
えー、世界基準は当然 【1,234,567.89】 って思ったのにー、圧倒的に私の負け(?)。
日付 das Datum 表記。 ドイツでは 左から 【日 der Tag .月 der Monat .年 das Jahr 】、
またしても 、「ドイツと一緒」との答え。完全なるアウェイ!完敗です!
表記違いを利用して、賞味期限 das Mindesthaltbarkeitsdatum が切れた品を
他の国へ輸出してる悪い輩がいるって
※アメリカは日本表記よりも遥かに少数派の 【月.日.年】【10.3.2010】
上は日本、下はドイツの賞味期限表記 下から2番目は 【2005年12月10日】ではなく、【2010年12月5日】まで→
自動車 das Auto はドイツでは右側を、日本では左側を通行します。
元々車の運転が好きじゃないので滅多に運転しませんが、逆走しそうで心配です。
そして テーブルマナー (pl)Tischmanieren。
ドイツではフランス式、日本ではイギリス式です。
フォーク die Gabel の使い方、スープ die Suppe の飲み方が大きく違います。
ある時、私一人だけスープをすくう向きが違っていましたっ! 今は私も皆に合わせてフランス式よん。
◆フランス式
〈ナイフとフォーク〉 ●フォークですくって食べる (フォークの背に料理を乗せるのはハシタナイ事とされている)
●フォークを右手に持ち替えてもよい
●料理を食べ終わった時は、3時の方向、または右斜め下に柄が来るようにする
〈スープ〉 ●奥から手前にすくい、スプーンの先から飲む
●量が少なくなったら、スープ皿の向こう側を持ち上げて傾ける
◆イギリス式
〈ナイフとフォーク〉 ●フォークの背中に料理を乗せて食べる (表に乗せてはいけない)
●フォークを右手に持ち替えてはいけない (ジグザグeatingは禁物)
●料理を食べ終わった時は、縦に並べる
〈スープ〉 ●手前から奥へすくい、スプーンは、固形物を食べる以外は口に入れず、スプーンの横側から飲む
●量が少なくなってきたら、皿の手前側を持ち上げて傾ける
義母はいつも「綺麗好き die Ordnungsliebe / die Sauberkeitsliebe、勤勉な fleißig ところが
日本人とドイツ人は似てるのよね~」とよく言います。確かに!
”職人技 die Handwerkskunst を尊ぶ”文化も日本とドイツの特徴だと聞いたこともあります。
真面目さ der Ernst も似ていますね、特に旧東ドイツの人。
「フライブルクでは時間がけっこうゆるかったけど
(時間通りに進まない、予定時間より遅くスタートしたことが多い)、
ここライプチヒはさすが旧東だけあって、全て時間がキッチリだわ」と言っていたし、
私も西側に2カ月滞在していたことがあり、同じく ”西は少しゆるい、東はキッチリ” の印象
でも似ているところより、全く違うことの方が遥かに多い! 基本的に食べてる物も異なるし、ガタイも全然違うから当たり前ですが。