よく 「旦那さんがドイツ人ならドイツ語は ペラペラ fließend でしょ~?」 と言われるけど
いやいや全然。ペラペラどころかまだまともに会話出来てませんわ。
残念ながら日本人特有の 謙遜 die Bescheidenheit ではけっしてありません。
遠距離でメール交換していた時は最高の赤ペン先生だったうちの旦那さんは
「私のドイツ語を正しく修正してくれ!」 と何度もお願いしたのに全くなおしてくれませぬ。
言いなおしをすると私の プライド der Stolz を傷つけると思ってるっぽい。
「Ich verstehe, was du meinst.(君が言おうとしていることはわかるよ)」 ってよく言うが
これって 「君の今のドイツ語の文章は間違ってるけど、僕にだけは理解できる」 ってことだから
他の人はわからない可能性大。 現に 「わからない」 とか言われちゃうし。
正しくない 動詞 das Verb を用いているのか、代名詞とか何か 単語 das Wort が足りないのか、
そもそも 文構造 der Satzbau が間違っているのか、発音 die Aussprache が酷過ぎるのか...?
どこが問題で、どういう言い回しをすると他の人にも理解できるかレクチャーしてくんないといつまでもドイツ語が話せないっつーの。
私が言ったことを全てオウム返しで正しく言い変えてくれるくらいだったら、今頃流暢に話せたんじゃね?
と、怠惰に過ごしている日々を完璧に責任転嫁してます(← スミマセヌ!)
パートナーが積極的に先生になってくれたり、日本語を理解している場合や
VSHなどのコースが充実していて継続して学べる環境にあれば
自然とペラペラになっちゃうのかもしれないけど、うち・私のような場合もあります。
外国人 der Ausländer / die Ausländerin と結婚し、
外国に im Ausland 住んでいるからといって、
そこの国の言語がペラペラに話せるようになるとは限らないのだぁ~
そんなわけで、旦那には頼らず
「タンデムパートナー der Tandempartner / die Tandempartnerin を作ってやる!」
って思っていたのに、見つからずに月日は経ちまくり!
※タンデム / 言語交換 Tandem : 違う 母国語 Muttersprache のネイティブスピーカー同士が
お互いの gegenseitig 言語学習を助け合うこと
大きめの都市や 日本学 die Japanologie がある大学町などでは
複数のタンデムパートナーを持つ日本の方も少なくないようだけど、
日本人が全くいない小さな街に住んでいる私にとっては常に悩みの種でしたよ。
前に住んでいた街では 「日本語を覚えたい」 という男性とは一度会ったのだけど
私のドイツ語が教えるレベルではないので、個人レッスンは断りました。
武道を習っている関係で、日本に数回・数日滞在したことはあるらしいけど、日本語はほとんど話せないんだもん。
私に日本語を交えてドイツ語の言い回しなどを教えてくれるパートナーが欲しいのです!
ここに越してきてからもいくつかタンデムパートナー募集のサイトに投稿してみたけど
メッセージ die Nachricht をくれるのはかなり遠いところに住むメールやスカイプを希望の人だったり、
約30km先に住む日本学専攻の学生さんのみ。 ちょくちょく簡単に会える距離の人が良いのです。
「引っ越ししたら、お隣さんがたまたま日本好きの日本語が話せる人で...」と妄想して、この不遇を紛らわしておりましたさ。
そして遂に念願のタンデムパートナーを持つことが出来ました!
この状況を嘆いた知人(以前ドイツ、現日本在住)の知人(現隣街在住)からの紹介です。 嘆いてみるもんだぁ~
私のパートナーとなったSさんは中央大学への留学&信州大学でドイツ語講師の経験があり、現在日独合同企業に勤める女性。
車で10分ちょいくらいの別の地域に住んでいます。 日本もペラペラでまさに理想通り!
初顔合わせの本日は我が家の ランチ das Mittagessen にご招待。
お肉を食べない ベジタリアン der Vegetarier / die Vegetarierin (ノンミートイーター)の彼女用に用意したのは
おにぎり、卵焼き、ツナ入りコロッケ、野菜たっぷりサラダ、夏野菜の甘酢炒め。 どれも美味しいと食べてくれました
ベジタリアン / ベジタリアニズム / 菜食主義 der Vegetarismus
ノンミートイーター (Nonmeat-Eater) : 非肉食者で、卵・乳製品・魚介類は食べる
ホワイト・ベジタリアン (White-vegetarian) : レッドミート(牛、豚、羊などの獣肉)を避け、ホワイトミート(鳥肉、魚介類)だけを摂る
セミ・ベジタリアン (Semi-Vegetarian) : 世間一般の人より少ない肉を食べるフレキシタリアン
ペスクタリアン (Pescetarian)・ペスコ・ベジタリアン (Pesco-vegetarian) :
野菜や魚は天然のものを食べ、卵や乳製品も近代的畜産でなければ食べるフィッシュ・ベジタリアン
マクロビオティック (Macrobiotic) : 玄米を主食、野菜や漬物や乾物などを副食とすることを基本とし
独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考える食事法
次回は何を作ろうかぁ~?と今からワクワク。
お勉強会ではなく、お食事会になりつつあるけど、日本語が普通に話せるだけで超幸せだわ~
家にある野菜を入れまくり (ルッコラ、レタス、人参、玉ねぎ、トマト、わかめ、きゅうり、コーン、ラディッシュ) ↑
食後は日本茶とお菓子と彼女のお土産の苺ケーキで更に話は盛り上がった!↑