ドイツ友

2012年1月29日

マシュマロ

Filed under: ●食べ物 / 料理 das Essen/die Speise — ドイツ友 @ 08:18

← これ、ドイツでよく見かけるお菓子。
うちの旦那は大好きなのでよく買ってます。
ワッフル(アイスやソフトクリームの柔らかい方のコーン)の中に
マシュマロ das Marshmallow が入っていて
          それがチョコでコーティングされています。
ちょっと不思議な触感のお菓子です。
以前オーストラリアだったかBBQの最後にマシュマロを串に刺して
焼いて食べたことがあるけど、それも不思議な触感だったな...
これはスプーンですくって食べるマシュマロ ↓ 日本では見たことないなー

    
          ↑ 一口では無理な大きさ ↑                  ↑ 甘そうなので食べてない(旦那専用)

これは南ドイツやオーストリア 料理 die KücheGermknödel というもの。 直訳すると イースト団子。 
中には ポヴィドル der Powidl という スモモのムース das Pflaumenmus (プラムジャムっぽい)が入ってます。
本来は ケシの実 das Mohnkörnchen / der Mohnsamen をかけて
     バニラソース die Vanillesauce と一緒にいただくようですが我が家ではそのまんまで。
”ジャムまん” って感じで、気に入ったぞ! (でもこの時季は中村屋の餡まんが食べたくなる~)
    
            これは冷たい牛乳と混ぜるだけで簡単に ムース die Mousse のもと。 現在9種類あるようです ↑

暇があれば作っちゃうのがチーズケーキ
先日テレビで見たのですが、
クリームチーズ der Frischkäse を使うのは
                   アメリカ風 [Käsekuchen]、
カッテージチーズder Quark を使うのは
           ドイツ風 [Quarkkuchen] らしいですよ。
私はアメリカ風ベイクドチーズケーキが好きなので
               クリームチーズは常備しております! 
ただのチーズケーキだと飽きてきた(?)ので、
その時ある材料をプラスして毎回ちょっと違うものを作ってます。
(→ 分量とかは適当なので、同じ味では二度と作れない ウインク

↑ 上 : カシスリキュールのカシスの砂糖漬け  ↑ 上 : 赤ワインのゼリー(タルト生地)
  下 : 林檎の砂糖煮スライス             下 : 林檎スライス(タルト生地)

                                                    ※レシピはこちらをご参照 → チーズケーキドイツのパン_2

2012年1月26日

ドイツの医療_3

Filed under: ●健康 die Gesundheit — ドイツ友 @ 09:19

ドイツの医療_2 の続き

外科 die Chirurgie に 先日の MRI (magnetic resonance imaging / 核磁気共鳴画像法)
                          die Magnetresonanztomographie / MRT
の結果を聞きに行きました。
まず 四半期 das Quartal が過ぎてしまったので、診察料 die Praxisgebühr の10ユーロを支払いました。
待合室 der Warteraum でしばし待ってから診察室へ。
MRI担当医師からの診断結果通知が来ており、その内容を丁寧に説明してくれました。
旦那は初めてきちんと説明してくれる医師に会った、とこの外科医を褒めてました! ずんぐりむっくりのカワイイ先生なので、私も好きだな~

このMRI 医師の 所見 der Befund には
”Bei sehr kachektischer Patientin… (とても悪液質の患者においては…)” って書かれてる びっくり
 ※悪液質 : 主として悪性腫瘍で、病気の進んだときに現れる著しい衰弱状態
確かに昨夏は皆に心配されるほど痩せちゃったけど、今は日本人としては【ごく普通】に戻りましたよー
それでもドイツ人からしたら異常に痩せているように見えるらしい。 しかも”sehr(とても)” が付いてんじゃん!
ドイツで日本のテレビに出ている女性(私より遥かに痩せてる)が同じような検査をしたら、
     ”sehr extreme kachektische Patientin(とても極度に悪液質の患者)” なんて書かれるんでないの???

それから 外科で書いてもらった 診察依頼状 die Überweisungsschein を持って、
                    婦人科 die Gynäkologie / der Frauenarzt へ。
以前は日本帰国時に全額 自腹で aus eigener Tasche 検診を受けていましたが(要経過観察なので)、
一昨年からベルリンの婦人科で診てもらってます。(うちの街では”新規患者は受け付けない(急患のみ受ける)”と立て続けに2か所断られちゃった 悲しい

今回は依頼状があったので、診察料は無料。
婦人科検診(子宮頸癌 das Zervixkarzinom / der Gebärmutterhalskrebs乳がんder Brustkrebs )は
”ドイツでは法的保険適用で無料だった” という方も多くいるようですが、
私は健康保険証(法的保険 AOK)を提示してますが、毎年バッチリ請求されます。なんでだろう?
 ※2011年は子宮頸がん検診・35ユーロ + 乳がん検診(超音波 der Ultraschall)・40ユーロ = 75ユーロ支払った

この婦人科検診も日本とちょっと違います。 日本では内診中、医師と患者の間はカーテンで仕切られている状態がほとんどですが
ドイツにはそのようなカーテンはありません。 医師と話しながら、または画面を一緒に見て説明してもらいながらの診察です。
 慣れてしまうとカーテンがない方がいいな。
 信頼関係が生まれる感じがしますよ~

     ↑ 診察依頼状           ↑ 婦人科の待合室         ↑ 昨年の検診代

2012年1月24日

オーロラ観測

Filed under: ●名所 die Sehenswürdigkeit — ドイツ友 @ 17:31

SWPC (米宇宙天気予報センター Space Weather Prediction Center)が
磁気嵐 Magnetischer Sturm が24日にも地球で発生し、
            航空機のルートや送電網のほか、人工衛星にも影響を与える可能性がある」
と発表しましたね。
ということは オーロラ das Polarlicht が観測できるかも?!
 ※磁気嵐 : 中緯度・低緯度において全世界的に地磁気が減少する現象のこと。
         多くはフレアに伴ってコロナ質量放出と呼ばれるプラズマの塊が太陽から放出され、それが強い南向き磁場をともなって
         地球磁気圏に吹きつけた場合に発生する。

 
磁気嵐が発生すると地球の 磁場 das Magnetfeld が乱れ、
北極 der Nordpol 近くを航行する航空機ナビゲーションシステムなどに使われる高周波無線通信に悪影響が出たり、
人工衛星 der Satellit の電子精密機器が故障する場合があるようですが、
          激しいオーロラ嵐も一緒に発生する場合が多いので、高緯度地方ではオーロラが観測できる可能性が大なのです Star

実はオーロラは20代の頃に見たことがあるんです。
高校時代の友達でよく一緒に スキー der Ski 旅行をしていたAちゃんと
     『オーロラ観測3泊5日パック(往復航空券+ホテル)』 に申し込んだんです。
ツアーではないので添乗員さんはいないけど、空港-ホテル間の送迎付でした。これは助かる!

SAS(スカンジナビア航空)で乗り継ぎ地の コペンハーゲン(København) へ。 3月なのに外は雪降り。
夕方の ストックホルム(Stockholm) 行きの便に乗り込んだのに、なかなか 離陸 der Abflug しませ~ん。
ストックホルムで夜の便に乗り継ぐのに間に合うのか???
不安は的中で イェリバレ(Gällivare) 行きの便は既に発っていました...
北極圏 nördlicher Polarkreis へ向かう夜の便なんてもうないだろうし、
   「今夜はストックホルムで1泊か?」 と言いながら、カウンターへ。
「ストックホルム発の便が遅れた」 と言うと、「次の キルナ(Kiruna) 行きに乗ってください」 って座席番号の紙をくれました。
「キルナ?あの観測所がある、更に北のキルナ???びっくり
果たしてキルナ空港とホテルの位置関係は?遠いんじゃないの?ホテルからのお迎えはどうなる? とまだ不安は残るものの、なんかちょっと嬉しい!
私達が手続きを終えたころ、カウンターには同じくイェリバレ便に乗り遅れた人達が。 ほとんど日本人じゃーん。
どうやら皆さま私達と同じようなパックに申し込まれていたようでした。

そしてキルナ行きの便に乗り込みました。大きくない飛行機だったけど
             座席は3席ずつの2列で、私はラッキーにも窓側の席。
離陸して30分過ぎた頃、客室乗務員さんが窓の方を射して 「ノーザンライト」 って。
「ノーザンライト?何、それ?何のライト(電気)?北のライト?」 と言いあう日本人達。
すると誰かが「オーロラよ!」 って。
今までオーロラ(aurora)か南極のサウザンライト(southern lights)ってのしか聞いてこなかったさ。
ここのオーロラは北極のノーザンライト(northern lights)なんですよね~
窓の外には今までテレビや映画でしか見たことのない、
   緑のカーテンが 幻想的に visionär / fantastisch はためいていました。
機内は興奮しまくる日本人と ”オーロラなんて当たり前” 的に無関心の地元人の温度差が面白かったですよ。

無事にキルナ空港に着きました。
運転手さんらしき人が見当たらないので一同不安になりかけた頃、
背の高い初老の男性が宿泊者の名前が書かれたリストを持って登場! ホッ!
バンに乗り込み、真っ暗な凍っている道路を飛ばしまくって(ヒヤヒヤもんでした、マジで)
宿泊先の Dundret Resort に着いたのはもう深夜だったと思います。
そこでビックリしたのが、チェックイン時に日本人スタッフから日本語で丁寧に説明を受けたこと。

 ↑ 青マークはドゥンドレット こんな北の果てに日本人が日本人のために働いておる びっくり

ドゥンドレット山(Dundret) に位置するリゾート施設で、日本の大学スキー部も合宿に利用しているようです。
そのためかオーロラ目当てに来る日本からの旅行者ためか、冬場は日本人スタッフが働いているとか。
日本語で書かれたホテルのしおり(手書きのリゾート案内冊子)ももらいましたよ。

私達が泊ったのは コテージ das Cottageで、2段ベットが2つあり、簡単な調理も出来ました。 長期滞在 = 合宿向き?
部屋にはシャワーしかなかったのですが、無料で利用できる サウナ die Sauna やプールが施設内にありました。
(混浴サウナで水着を着てるのはオーロラ観測の日本人、素っ裸なのはスキー休暇中のスウェーデン人)

昼間はスキーをし(気温が低過ぎるせいか雪質はイマイチ)、夜はスキーウエアの下に着れるだけの衣類を身につけて
肉襦袢状態で外の雪の上に寝っ転がってオーロラ待ちの3日間。
機内で見たオーロラが最高で、コテージ近くでは白くうっすらと揺れる光が見えただけだったけど、
とにかく満点の星空が素晴らしかったなぁ~ Star (明るい星が多過ぎて、星座探しが困難だった)

オプショナルツアーでユッカスヤルヴィ(Jukkasjärvi) にある 氷のホテル das Eishotel に行く人や、
犬ぞり der Hundeschlitten をする人などがいましたが (どのツアーも日本人ばかり)、
私達は 『スノーモービルツアー ノーザンライト オーロラツアー ドウンドレットの山頂に登りオーロラ観測』 ってのに申し込みました。
残念ながらこの日はオーロラが出そうもない、ってことで、山小屋の中でオーロラの映像を見ましたさー

  
  ↑ 『ドウンドレットの山頂に登りオーロラ観測』 スノーモービルで山頂の山小屋に行き、トナカイ肉のラップサンドをいただく ↑
  
                                  ↑ 宿泊したコテージ             ↑ 帰路は予定通りイェリバレ発
今度は赤いオーロラが見たいな~

 
     コペンハーゲン→東京の機内、大好きなアブソルート・ウォッカ(ABSOLUT VODKA)を空腹時にカーッと飲んでしまい、
     何度もトイレに駆け込んでました...(イケメンにスチュワート君にファーストクラスのトイレに連れて行ってもらったりもした)
     楽しみにしていた機内での映画なんて見れる状態ではなく、「降ろしてーーー」という悶絶の約10時間でした。← 自業自得っす
     が、隣に座っていたAちゃんは食事の後爆睡しており、私の異変に全く気付かず。 目を覚ました時はやっと気分が落ち着いたところ。
     そんなわけで北欧への旅は楽しく終わったとさー (それ以来、機内でのアルコールは食事と一緒のワインだけにしてまっす)

2012年1月21日

重曹

Filed under: ●その他 und so weiter — ドイツ友 @ 11:38

重曹 / 炭酸水素ナトリウム das Natron / Natriumhydrogencarbonat (重炭酸ソーダ/ CHNaO3) はめっちゃ優れ物!
水に溶かすと弱アルカリ性に、お湯に溶かすと強アルカリ性になります。
油汚れなどのお掃除や 茶渋 Teeablagerungen 落としにも使えるし、
酸性の臭いに対する 脱臭 die Desodorierung 効果があるので、魚肉 das Fischfleisch 類の匂い消しにも。
それにお湯を柔らかくする効果があるので、ドイツの硬水風呂にはモッテこい! 時々お風呂のお湯に入れてます。
 ※200Lのお湯に軽くひとつかみ程度の重曹を入れる

加熱によって分解し 二酸化炭素 das Kohlendioxid / CO₂を発生する性質から、
ベーキングパウダー das Backpulver としてケーキや蒸しパンの材料になるし、
     ワラビなどの山菜の 灰汁 der Abschaum 抜き、お肉を柔らかくしてくれます。
他に消火剤、炭酸水 das Sodawasse、医薬品(胃酸過多に対して制酸剤)、酸性土壌の中和にも用いられてます。
何と言っても環境に優しいのだ~
 ※水質汚染で問題とされるBOD・COD値がなく、環境ホルモン Umwelt-Hormone も含まれていないため

(左)日本で購入した重曹パウダー
  ●ふくらし粉(膨張剤)として   ●煮豆に   
  ●野菜の灰汁抜きに   ●オムレツ等のお料理に

(右)ドイツで購入した重曹タブレット
  ●歯と口腔ケアに (zur Zahn- und Mundpflege)
  ●入歯のクリーニングに (zum Reinigen künstlicher Gebisse)
  ●飲料水の軟化 (Enthärten von Trinkwasser)
  ●豆類をやわらかく煮るために(zum Weichkochen von Hülsenfrüchten)
  ●すっぱい果物の酸味をやわらげるために (Abstumpfen der Säure bei saurem Obst)
   などイロイロ


◆重曹でお肉を柔らかくする(下準備)◆
    ①肉、水(400cc)、重曹(小匙1)、塩(小匙1)をビニール袋に入れて冷蔵庫へ
    ②1日経ったら冷蔵庫から取り出して、軽く水で流す     ③普通に調理する

◆重曹でお豆を柔らかく煮る → 餡子を作る◆
   ●小豆 die Adzukibohne 300g    ●重曹 das Natron 少々(1タブレット)
   ●砂糖 der Zucker 150g      ●塩 das Salz 1つまみ
 
  ①小豆を水でよく洗う     ②小豆、水(小豆の4、5倍)、重曹を厚手の鍋に入れ強火にかける
  ③沸騰したら差し水をし、再び沸騰したら茹で汁を捨てる     ④再び鍋に小豆と水(小豆の4、5倍)を入れて強火にかける
  ⑤沸騰したら火を止めて蓋をしたまま約1時間位放置する     ⑥再び強火にかけ、沸騰したら火を止めて蓋をしたまま約1時間放置する
  ⑦再度強火にかけ小豆が柔らかくなったら、砂糖を3回に分けて加え、最後に塩を入れる
  ⑧中火で水分がなくなるまで煮詰める

 ※ご参照 : 餡子もの

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