日本でやろう! と思っていたことの1つが ドクダミ茶作り。
実家の庭にわっさわっさと生えている ドクダミ Chamäleon-Pflanze を今までは 雑草 das Unkraut としか
思っていませんでしたが、ドクダミが生息しないドイツで生活していると無性に優れたものに感じてきました。
ちょうど白いお花が咲いており、ドクダミ茶作りに適した季節でもありますし。
※ドクダミ : 東南アジア、ヒマラヤと北アメリカに分布するドクダミ科ドクダミ属の多年草。
ドクダメ(毒溜め)、ギョセイソウ(魚腥草)、ジゴクソバ(地獄蕎麦)ともいう。
独特の 臭気 der Gestank があるドクダミですが、昔から優れた薬草として重宝されており、
開花期の地上部を乾燥させたものは【十薬 / 重薬(じゅうやく)】という生薬として10種類の薬効(効能)があると言われています。
※におい : der Geruch 、くさい臭い(悪臭) : der Gestank 、良い匂い(香り) : der Duft
中国では 葉 das Blatt や 茎 der Stängel 、根 die Wurzel を 野菜として als Gemüse、
ベトナムではザウゾプカー(rau giấp cá)またはザウジエプカー(rau diếp cá)という 香草として als Gewürz 用いられてるそうです。
※漢方では 解毒剤 das Antidot として魚腥草桔梗湯(ぎょせいそうききょうとう)、五物解毒散(ごもつげどくさん)などに処方される。
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◆生葉 ●抗菌作用 : 湿疹、かぶれ、ニキビなどに有効
◆どくだみ茶(乾燥させた葉、茎、花穂) ※※乾燥させると酸化されて抗菌効果はなくなる
●解毒作用 : 冷え症・肩こり・むくみの改善、育毛効果
●利尿作用 : 膀胱炎、腎炎に有効
●毛細血管を強化 : 高血圧による脳出血の予防
●緩下作用(かんげさよう) : 便秘解消、腸内環境改善、肌トラブルの予防・改善効果
●消炎作用
↓ これはオーストラリアの友達から頂いたチャノキ油(茶油 / Tea Tree Oil)。
オレイン産、リノール酸などの 不飽和脂肪酸 ungesättigte Fettsäure を豊富に含んでおり
(オリーブオイルよりもオレイン酸が多く含まれている)、肌や髪などのお手入れに良いらしいです!
※チャノキ(茶の木 / チャの木 / 茶樹 ) Teepflanze : ツバキ科ツバキ属の常緑樹。10-11月頃、ツバキ die Kamelie に似た花が咲く。
うちでも以前チャノキの種を購入して植えてみたんですけど、ドイツでは寒過ぎるようで全く 芽 die Knospe が出ませんでした...
[ 茶の実を採取 → 焙煎 Rösten → 蒸して粉砕 → 搾る → ろ過 Filtration ] するとチャノキ油が得られるようですよ。
まだ種が余ってるはずだから、どうにか一度育ててみたいものです。
↑ 肌荒れしたら塗る ↑ チャノキの実(種) ↑ ドイツから種を送った ヒマワリ Sonnenblume が今実家で咲いてる
さすがにオレンジのは背が高い!
tee tree oilとchinesischer kamelia oilとは違うようです。インドの菩提樹とlinden baum, tiglioのようなものでしょうか。
コメント by bunnami — 2012年10月10日 @ 22:48